ママのための葉酸サプリ教室

葉酸や鉄の効果・効能・副作用について

time 2016/11/15

葉酸と鉄は、「貧血の予防と改善」のために欠かせない栄養素です。貧血=鉄分というイメージもありますが、葉酸も摂ることで効率よく貧血の予防が行えるようになります。

ここでは、葉酸と鉄の効果や効能、副作用などについて詳しくご紹介していきたいと思います。

葉酸はビタミンB群の一種

葉酸はビタミンB群の一種で、水溶性のビタミンです。妊娠中は胎児の先天性の障害リスクを減らすため、より多くの葉酸を摂取することが望ましいとされています。

葉酸の主な効能は

  • 赤血球の生成
  • 細胞分裂の促進、細胞の再生
  • ホモシステインの分解、排出

などがあります。DNAを合成して細胞を作るという働きから、胎児の正常な成長に欠かせない役割を担っています。

葉酸が足りないと細胞分裂がうまく行われないことがあり、それによって「神経閉鎖障害」などのリスクが高まってしまうのです。妊娠中に葉酸を摂ることが推奨されている主な理由が、ここにあります。

このことから、葉酸は妊娠中に摂るべきというイメージがあるのですが、妊娠中の人だけが摂ればいいというわけではありません。

葉酸は細胞分裂を促進する働きがあるわけですから、肌や髪の毛をきれいに保つという効果もあります。肌や髪の毛に関する細胞分裂の優先順位は低いため(生命維持に直接関わりがないため)、栄養が足りないと後回しにされてしまいます。

多くの女性が憧れている「美肌や美髪」になりたいのなら、葉酸を摂る必要があるのです。また、葉酸には多くの健康効果もあります。神経の働きをサポートすることから、認知症の予防やうつ病の予防、自律神経のバランスを整える効果まであるのです。

もちろん「赤血球の生成」という効能からも分かるように、葉酸は血液を増やして貧血を予防改善する効果もありますよ。

鉄について

鉄分の不足によって起こる貧血を、鉄欠乏性貧血といいます。男女で比べると、圧倒的に女性に多く見られます。女性は毎月生理によって血液を失っているわけですから、当然と言えば当然ですね。

貧血は、貧血予備軍の人も含めると成人女性の5人に1人とも言われ、その大半が鉄欠乏性貧血です。体内の鉄は、70%が赤血球内のヘモグロビンに存在しています。

そのため鉄欠乏性貧血は、赤血球の数は足りているのに、ヘモグロビンが少ないという特徴があります。そして、体内の鉄の残りの30%は肝臓、脾臓、骨髄などにあります。これを「貯蔵鉄」といいます。

食事などで鉄が不足しても、この貯蔵鉄から補いますのですぐに貧血の症状が出ることはありません。ヘモグロビンが少なくなるので酸素や栄養を運べなくなり、貧血が進行すると動悸や息切れ、疲れやすさなどが現れ始めます。

葉酸や鉄に即効性はあるのか

体調が悪くて病院へ行き、血液検査で貧血が認められれば、改善するために鉄剤が処方されます。鉄剤が処方されるとき、体内の貯蔵鉄はほとんどなくなっていると思っていてください。

食事で摂れる鉄分では到底足りないため、薬が処方されるのです。処方されるわけですから鉄剤は薬ですが、厳密にいうなら栄養素です。

そのため、薬ではありますが即効性はありません。鉄剤は継続して服用する必要があり、貧血症状の改善などは飲み始めてから2~3ヶ月で効果を感じる人が多いです。

葉酸に関しても同じです。葉酸の場合は薬を処方されることはほとんどなく、基本的にはサプリメントを飲むことが多いです。妊娠中などは特に、サプリメントでの葉酸摂取が推奨されていますね。

これは、葉酸の吸収率が低いためです。食品の葉酸は吸収率が低く、効率がいいとは言えません。そのため吸収率が高いサプリメントの服用が望ましいと言われているわけです。

吸収率の低さは、鉄も同じです。貧血の予防や改善を目的に葉酸や鉄のサプリメントを飲むことがおすすめなのは、食品よりも吸収率が高くて効率的だからです。

いくら吸収率が高くても、サプリメントの葉酸は栄養素です。やはりこちらも鉄と同様、最低でも3ヶ月以上は飲み続けることで初めて効果を発揮すると言えるでしょう。

即効性はないということを、忘れずに覚えていてください。

葉酸や鉄の副作用は食欲不振、めまい、吐き気、むくみ

葉酸や鉄は栄養素ですが、サプリメントなどから摂りすぎれば、副作用があります。葉酸は水溶性のビタミンで体内での吸収率も低いため、食品のみならば過剰摂取になることはほぼありません。

たとえたくさん摂っても、尿として排出されてしまうからです。しかし、サプリメントの場合は要注意です。サプリメントは吸収率が高いためです。

葉酸の副作用には、食欲不振、めまい、吐き気、むくみなどがあります。

妊娠中の場合は、サプリメントから合成葉酸を過剰摂取することで、胎児の喘息やアトピーなどのリスクが高まることも報告されています。

一方、鉄は副作用として便秘、胃の痛みなどがあげられます。

また、鉄剤を摂ると便が黒っぽくなることもあります。このような副作用を少しでも軽減するために、鉄剤を飲むときは食後にするといいでしょう。

鉄剤を処方されるまでではないけれど、貧血が気になるという人は、食事やサプリメントから葉酸や鉄を補うことをおすすめします。

軽いうちなら、食事の改善で症状も改善していくものです。葉酸と鉄が一緒に摂れるサプリメントもありますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。